四月は君の嘘 新川直司 (著)
【書評】この本に、CA藤田社長の言葉、仕事に対する熱狂と重ねる
第11巻にて、堂々の完結。ものすごくハマったので、恥ずかしげもなく熱く語りたいと思います。
この漫画を読んで、何を感じるか。
「生と死」「友情と恋愛」「トラウマからの脱却」など、人それぞれかと思いますが、私はCA藤田社長の著書の中の言葉、
「憂鬱でなければ、仕事じゃない」
「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」と重ねました。
マスコミは好き勝手いうし、株主や社内ですら反対がある中で「新しいことを生み出すのは、一人の孤独な『熱狂』である」といった内容です。
この漫画はというと、ピアニストの主人公が、コンクールで失敗したら自分の全てを否定されてしまうかもしれない状況で、色々なハードルを乗り越えてたった一人の孤独なステージに向かう物語です。
私に置き換えると、やはり生活の中心は仕事なわけですが、『熱狂』がなければ、うまくいっても嬉しくないし、失敗して悔しくもない。それじゃあ面白くない。
私は社会人生活で悔し涙を3回ほど経験しました。(何の自慢にもならないし、多いのか少ないのかもわかりませんが)その3回全て共通していることは、悔しい思いをしたその瞬間に涙が出たわけではなく、そのあとに周りの方のふとした優しさを感じた時だったのです。
その時痛烈に感じたことが、「がっかりするほど見ていなくはない」
ネタバレしない範囲でそんな場面を添付します。
「ハンパ野郎なんて~」のセリフは堪え切れない思いが巡ります。
僕もあそこまで身も心も捧げてみたい 燃焼してみたい
CA: 「憂鬱でなければ、仕事じゃない」
四月: 「苦しいのは当たり前なんだけどな」
CA: 「暗闇の中でジャンプ」
四月: 「海図のない航路を行くんだろ 挑戦するのも生みだすのも苦しいよ でも充実してる だからありがとう」
改めて、これからも「苦しいのは当たり前」と思い、『熱狂』を傾けられる仕事をしていきたい。そして、いつかは(仕事ではまだ経験したことがない)嬉し涙を流したい。
そう感じさせてくれる漫画 & 本でした。
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